第千三話_short 神様 [超短編]
「神様、お願いです。私を救ってください」
洞窟の奥に祭られた祭壇に向かって手を合わせる男に声が聞こえた。
「男よ。この世に神などいないのだ。だから願い事をしても無駄だ」
「そ、そんなバカな! こんなに悪が蔓延っているのに」
「神はいないが、悪魔はいるのだよ、お前たちの心の中にな」
男は納得して自分の心を開放した。
了
2013-10-24 11:00
読んだよ!オモロー(^o^)(6)
感想(0)
トラックバック(0)
Facebook コメント
感想 0